【NEW‼】2024/4/25「新しい通信を発行しました」

京王電鉄が多摩動物公園駅の一部時間帯の無人化へ実証実験の説明会参加報告

京王電鉄が多摩動物公園駅で、一部時間帯の駅員無配置化を目指す実証実験を3月中旬から本格的に始めています。多摩動物公園駅は隣の高幡不動駅から分岐する支線の終着駅です。2月1日に1回目の改札での遠隔機器の説明会がありました。遠隔で乗客の交通系ICカードを操作できたり、モニター画面越しに隣の高幡不動駅の駅員とやりとりする通話機能を備えた機器を改札に設置して実験を開始するとの発表でした。今年3月中旬以降、平日は駅員が事務室にいて、機器の操作やリモート通話にて高幡不動駅にいる駅員との対応のやり方などを説明するなどしています。

そして4月26日、2回目の遠隔機器説明会がありました。参加者は、車いす利用者、聴覚障害者、視覚障害者や近隣住民、日野市議員の方が参加し、窓口の遠隔機器の体験を行いました。1回目の説明会から、遠隔操作機器の改善点などの説明や個人のスマートフォンでQRコード又はNFCタグによる読み取りをして隣の高幡不動駅の駅員とやりとりが出来る説明を受けました。説明後実際に個人のスマートフォンで体験をしたのですが読み取る場所が悪く、すぐには読み取りできませんでした。読み取りができれば、個人の使い慣れているスマートフォンなので、高幡不動駅の駅員とやりとりがしやすかったです。
他の参加者の人も体験していましたが、聴覚障害の方は、モニター越しに筆談ボードに用件を書いて示し、画面の相手との通話ができている様子でした。視覚障害者の方は呼び出しボタンの場所が分からず、機械その物を使うのも大変そうでした。

当面は駅員が事務室にいて、機器の操作の説明や車いす乗車時のスロープ設置対応等をしていき、駅員無配置の際(駅員無配置の時間帯は未定)、高幡不動駅の駅員が定期巡回すると言っていました。

多摩動物公園駅だけでなく、駅員無配置の他駅についても、利用する住民や障害者の方々の利便性や安全性が下がらないように各鉄道会社のみなさまと協力して、だれもが使いやすく安全な駅にしていければと思っています。

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