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2022年度 日野市身体障害者福祉協会 秋の講演会 報告

2022年11月20日(日)日野市身体障害者福祉協会主催の秋の講演会、「車いす生活と私」というテーマにて、視覚障害者の方々にCIL日野当事者職員、藤田と大川が講師として講演をしました。開催場所はJR豊田駅北口から徒歩1分にある日野市勤労青年会館にて開催されました。

前半は大川が「車いすで生活するということは…。」という内容でお話しました。車いすを使用しながらの生活で、不便な部分というのはたくさんあります。一つ例をあげるならば、生活をする中で一番過ごしているのは自宅だと思います。私大川は介助者の手を借りて自立生活をしています。もちろん車いすでそのまま入れるように家屋改造をしています。自立生活をする際、住む家を探すため不動産屋に行ったのですが、対応をしてくれる所はまだましです。車いすを見ただけで「物件は無い」と言われ門前払いされる事も多々ありました。対応をしてくれる所では色々な物件を紹介してくれます。ですが自分の条件に合う物件を見つけても、大家さんから家屋改造の許可をもらえなかったり、そもそもバリアフリー物件じゃないから車いすNGという答えで、住む家を探す事がとても大変でした。やっと見つけた2DKのアパートには車いすで生活できるように、いろいろな工夫を施した家屋改造をしました。玄関には高い段差があったので段差昇降機を取り付け、畳の部屋はフローリングに変え、お風呂はシャワーチェアーが入るように簀子で底上げしました。他にも車いすに乗り移りできるように室内リフトの設置もしました。家屋改造やちょっとした工夫をする事で車いすを使用しながらの自立生活を始める事が出来ました。

また自宅だけではなく外出時の不便な所やどの様に工夫をしているのか、良かったこと、嫌だったこと、差別をされたこと、家族や友人、バリアフリー等、赤裸々にお話をさせていただきました。障害種別は違いますが、気持ちや思いも含め、車いすユーザーの日常生活を伝えることが出来たと思っています。

後半は「ご存じですか?障害者差別解消推進条例」という内容で、藤田がお話しました。

条例施行から3年目、改正時期を迎える日野市障害者差別解消推進条例ですが、現在の条例についての説明、この3年間で見えてきた改正すべき課題についてのお話がありました。

日野市障害者差別解消推進条例をもっと多くの市民の方々に知っていただければ、障害の有る無しに関係なく、差別や虐待のない生活しやすい日野市にみんなでしていけるのではないかと感じています。

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