ピア・カウンセリング オンライン体験講座の報告
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出てしまうほど大変な事態になってしまいましたが、こんな時だからこそ「ピア・カウンセリングがしたい!」「同じような障害を持っている人と話をしたい!」「今の自分の気持ちや仲間たちの気持ちを分かち合いたい!」だけど対面でのピア・カウンセリングは避けた方が良いよね・・・と判断して、ZOOMを使用してオンラインでやってみよう!と決まりました。
ヒューマンケア協会と共催で「ピア・カウンセリング オンライン体験講座」を2021年3月5日~19日 毎週金曜日、全3回に渡り開催いたしました。
オンラインでの講座は初めての試みだったので、開催当日まで入念な打ち合わせをしました。普段おこなうリーダー、サブリーダーの他、ZOOMでの操作やタイムキーパーを担ってもらう“ホスト”(ホストとは、ZOOMでは主催者や管理者の意味です。)を立てておこないました。
対面で行うピア・カウンセリングの大事にしてきた部分をピカ・カウンセリング未体験の方にZOOMで行った場合どれだけ伝えられるかのお試しでもあったので、それを伝えて参加者を募ったところ「自立生活センター・たいとう」から3名の方が参加して下さいました。
初日はZOOMの使い方を確認し、リレーションでは簡単なゲームをしながら関係づくりをしました。初日が終わる頃にはみんなの笑顔があふれていました。2日目3日目は、実際にピア・カウンセリングを体験してもらい、ZOOMのアウトブレイクルーム(分割ルーム機能)を利用してセッションをしました。途中、映り込みや雑音など、オンライン特有のハプニングもありました。
参加者のみなさんから「体験して良かった」「モニター越しではあるけれど、近くに居るような感じだった。」「自分の話を聞いてくれて良かった」などなど言ってもらえ、とても嬉しかったです。
今後も新型コロナウイルスの影響がどのようになっていくか分かりませんが、ZOOMを使いオンラインでのピア・カウンセリングができました。しかしオンラインで行うためには、一人一人の環境づくりが大事だと実感しました。今後、オンラインでも安心して参加できるピア・カウンセリングの場を目指し、今回の講座を生かしていきたいと思っています。